モルディブ。
小さい島が集まってできている国。
以前、空港の島−首都の島・マレ間の船、ドーニでの移動をご紹介したように、島と島が離れているため、移動は基本海路。
ドーニ以外にも、フェリーやスピードボートも使われてます。
…が、島は小さいけど縦に長く環礁が広がっているモルディブ。
船だけだと、何時間もかかるところや、下手したら1日じゃたどり着けないところも。
そういう少し離れた場所への移動での交通手段の1つが、
水上飛行機[Sea Plane]
シープレイン…?
なんて、聞いたことがなかった私は、全然想像もつかず。
なんとなーく、海上が滑走路という朧げな知識しか持っていない。
そんな私が、リゾートでのお仕事の際に、ついに水上飛行機デビュー!!
したのです。
…のちのちわかるのですが、各リゾートへ行くのに水上飛行機での移動は割とメジャーで、その後しょっちゅう乗ることになった。(笑)
水上飛行機自体が各リゾート−マレ間を結んでいて、利用するリゾートが水上飛行機移動のリゾートだった場合、必然的に宿泊とセットで水上飛行機の手配がされているので、いわばほぼ各リゾートのチャーター路線みたいなもの。
その日の各リゾートの宿泊ゲストのインやアウトに合わせて時間などが調整されるので、タイムスケジュールは前日の夕方ごろにならないとわからない。
私のように仕事でその日だけリゾートに行く場合は、前もってリゾートに行き帰りの時間帯のリクエストを伝え、リゾート側が時間に合わせて間に合う時間帯で定員に空きがある水上飛行機の手配をしてくれる。
ただ、あくまでも宿泊ゲスト優先なので、定員の都合やフライトの時間の都合で、早朝にしか手配できない場合もあるので、そんな時はリゾートに着いてからお支度開始までの待機時間ができてしまうことも。
もちろん帰りも然り。
早く仕事が終わったからといって、すぐに帰れるわけではなく、遅い時間のフライトだとそれまで待機。
逆に、時間がギリギリでバタバタしてしまうことも。
この辺が、陸続きじゃない故の移動の大変さ。
まぁでもこれも、モルディブならではの醍醐味なので、面白い。
話は戻って、水上飛行機に乗るには、まず空港内にある水上飛行機のチェックインカウンターへ。
モルディブの水上飛行機は、TMA[Trans Maldivian Airways]という会社が一手に担っているので、TMAのカウンターを探せばすぐわかる。
カウンターで、どこにいくかを伝え、パスポートやIDを提示して各リゾートからの予約を確認し、荷物を預ける。
飛行機と同じで重量制限があって、1人20キロまで、手荷物5キロまで。
超過すると、超過料金がかかる。
荷物にタグをつけてもらったら、チケットをもらって横の通路から専用バスに。
ターミナルA,B,Cがあって、チェックイン時にチケットに記載されるので、記載されるターミナルへバスで移動。
バスでは、ターミナルに到着したら運転手さんが
「ターミナル◯、ターミナル◯」
と、札付きで教えてくれる。
…睨まれたらこわいとビビって、こっそり写真撮ったらブレブレやった。(´Д` )
それぞれのターミナルにカウンターがあるので、カウンターのお姉さんにチケットを見せたら搭乗時間を教えてくれる。
リゾートによっては、専用の移動バスや専用ラウンジがあってそれぞれ案内してもらえるので、迷うことはきっとないハズ。
そして搭乗時間になってゲートに行くと、
海に浮かぶ飛行機達が!
まんま、水上飛行機。
飛んでいくのも、目の前で見られる。
そのまま案内される機体へ乗り込む。
1機につき定員15名ほどだったはず。席は指定席ではなく先着順。
右2列・左1列の、機内はとっても狭い。
コックピットも丸見え。
そして、コックピット後ろの席に座るたいがいの旅行者は、パイロットの操縦している姿を写真撮るのがお決まり。
世界でもなかなか乗る機会なんて少ないだろう水上飛行機、ある意味観光スポットの1つ。
そして、凄いエンジン音とプロペラの音とともに、海の上を爆進して飛び立つ。
…ちなみに、乗務員さんに声かけたら耳栓もらえます。
海の上から空へ飛んでいく感じは、なんとも言えない不思議な感じ。
水上飛行機から見える首都の島・マレ。
飛行機よりも距離が近いので、ビル1つ1つがはっきりわかる。
そして!
この景色!!
これはきっと水上飛行機でないと見られない景色。
まさに、海の真珠と言われるだけあるモルディブの環礁。
やっぱりここも、撮影ポイントだけあって、だいたいの旅行者の方は写真に収める。
そんなこんなで、各リゾートへ到着。
その日のルートによって、ダイレクトにリゾートへ行く時もあれば、いくつかのそれぞれの距離が近いリゾートを順に周る場合も。
飛び立つ前に、乗務員さんが比較的わかりやすい英語で伝えてくれるので、そこさえちゃんと聞いていれば大丈夫。
私が生まれて初めての水上飛行機でたどり着いたのは、Conrad[コンラッド]。
水中レストランが有名で、きっと日本でもよく取り上げられているリゾートなので、知っている方も多いはず。
コンラッドは、水上飛行機のプラットフォームから左右の島に橋が伸びているので、到着したら橋を渡ってレセプションへ。
他にも、リゾートによっては海に浮いているプラットフォームに到着して、リゾートからのお迎えのボートが来る場合も。
完全に離れ小島。
向こうに見えるのがリゾートの島で、そこからボートがお迎えにやってくる。
お迎えが来るまで、ぷかぷかゆらゆら。
これもなかなかな体験。(笑)
帰りも、同じような感じで帰ってきて、ターミナルに着いたらまたバスに乗って空港に戻る。
この時に、手荷物以外の荷物は別のトラックで運ばれてくるので、空港に着いたらその場でしばらく待つ。
と、時間差で荷物のトラックが来て、荷物を受け取る。
けっこう、これがわかってないと、水上飛行機を降りた時に、
「え?荷物は?」
ってなってる人が多いので、覚えておくと便利かも。
小型のジェット機以上に小型の水上飛行機。
強風に弱い水上飛行機。
暗くなると飛べないため、朝から夕方までしかフライトがない水上飛行機。
ヘリコプター並みに(乗ったことないけど。)エンジンとプロペラ音がすごい水上飛行機。
そして、眺めが最高にいい水上飛行機。
機会があれば、ぜひ!
体験していただきたい(*´艸`)
Chihiro