ついにこの時がきた。
海外で生活し始めて、初の。
銀行でお金を下ろす。
挑戦。
手持ちの現金が心許なくなってきて、そろそろ銀行からお金を引き出さないとあかんようになってきた。
前回は小切手での現金入手だったため(ブログ記事 小切手。 参照)、銀行で自分の口座からお金を下ろすという行為は初体験。
とりあえず、銀行へ行ってみる。
まずは、整理券を取る…はずが、混みすぎてて機械の場所を見つけるのに一苦労。
モルディブの銀行、基本、どこも順番待ちで混んでる。
何し、営業時間が短すぎる&休みが多い。
だいたい9:00ぐらいから、14:00まで。日本より1時間短い。この、1時間がなにげにでかい。
そして週休2日。その上、ちょいちょいホリディだと言っては休んでる。
ATMはけっこう普及していて、24時間使えるところも銀行によってはあるんやけど、このATM、ほとんどモルディブの通貨MRfにしか対応していない。
私が利用するのはUS$なので、ATM使うことはないと判断、ATMカードは作らなかった。
そんなこんなで何とか整理券を取ったものの、今の番号”242◯”、取った番号”2669″。
…まじか。
200以上先て!
見えないゴールに唖然としつつも、とりあえずミッションをクリアするべく次の段階へ。
銀行でお金を下ろす=何か用紙が必要なはずと思い、壁沿いのいろいろな用紙コーナーへ。
このミッションのために、前もって必要そうな用語は下調べ済み。
お金を引き出す=Withdraw
これだけはしっかり覚えた。(笑)
いろんな用紙の中から、この単語を探してめぼしき用紙を発見。
わかるところ(日付とか)ひとまず記入して、あとの分からないところは。
横、チラ見。
同じ用紙を書いているらしき人を見つけては、チラ見。(笑)
盗み見た記入内容で、だいたいどこに何をどう書くのかを理解し、準備完了。
しかし、そうこうしている間にも順番がまわってくる気配は全く感じられないほど先の番号。
でも、呼び出してほんのちょっと待って誰も来なければ、容赦なくどんどん飛ばされていくので進みは比較的早い。
私が口座を作ったのはインド銀行なだけに、インド人らしき人達がたくさん。
しかも、男性ばっかり。
ほぼ、男性。
インドのオジさん達の中に1人紛れた小さい日本人。
はたから見たら、さぞかし目立っているんやろうなとか考えながらボーっと待ってたら、隣におったおっちゃんが不意に、
「番号何番?」
と聞いてきて、番号札を見せたらおっちゃんが持ってた整理券をおもむろに手渡された。
その番号は”2556″。
100番も早い!
どうやら、あげるよと言ってくれているらしく、そのままそのおっちゃんは用事が終わったらしき連れの人と帰って行った。
訳は分からへんが、めっちゃラッキー。
ありがたくその番号で順番を待たせてもらい、やっとまわってきた順番。
飛ばされないようにすかさずカウンターへ行く。
カウンターのお姉さんに用紙と通帳とIDカードを渡す。
こっちには、日本のような印鑑の文化はなく、ほとんどサインでまかり通る。
印鑑使うのは企業ぐらい。
サインと、IDカードが必須アイテムらしい。
チラ見で得た記入方法のおかげで、処理は難なくクリアし、現金ゲット。
受け取る前にサイン、受け取った後にもう一度サインして、任務完了。
無事に、ミッションクリアしたのでした。
これで、もう生活するのに必要最低限必要なことはほぼクリア。
よかったよかった。
Chihiro