オレンジ色のチリ、気になって買ってみた。
けっこう、辛かった。
切った時に触った手の部分ちょっと舐めただけで、かなりのホットさ。
さすが。チリ。
そんな激辛チリを購入した時のスーパーでの出来事。
チリ以外にも、いろいろ食材を物色していた。
チェリートマトがパックで並べられていたので、出来るだけ傷んでいるのが少なそうなのを1人必死にチェック。
並んでいるパック全部を手にとっては見比べて、限りなくベストに近いものをと必死こいてた横で、イチゴのパックを見ている地元のおばあちゃんが。
無事にトマトを選び終え、グレープフルーツを見に移動した時、隣にいたおばあちゃんが、イチゴのパックを3つ手に持ってなにやら話しかけてきた。
完全に現地語で喋ってたのだが、どうやらどれがいいと思うか見ろということらしい。
びっくりしつつ、3つの中からマシそうなのを選んでおばあちゃんに渡す。
と、お次はそのままイチゴのパックの所まで連れ戻され、なにやらまた話しかけられている。
…どうやら、もう1パック選べということらしい。(笑)
仕方がないので、並んでいるイチゴのパックを一通りチェック、マシかな?と思われる1パックを選び出し、おばあちゃんへ渡した。
普段買い物とかで見てて思うんやけど、こっちの人達、どうもあんまり品定めというものをしていない。
あまり気にせずパッと取って買っていく。
日本の、しかも私が生まれ育った大阪界隈じゃあ、買い物で品定めするのなんて当たり前。
いっぱい商品があったって、ちょっとでもイイやつ!日持ちしそうなやつ!と、奥からでも引っ張り出してとりあえず見てからベストワンを選び出すのが当たり前。
海を渡って海外で生活していても、変わらずやってしまうこの習慣。
全部を手にとってあちこち見て、必死に選んでいる。そんな姿はきっとこっちではかなり珍しい。
相当目立ってたんやろうな、私の行動。
でも、見ず知らずの他人、しかも異国人に、こうやって声かけれるおばあちゃんもなかなかすごい。
ちょっと関西のおばちゃんパワーに近いものを感じ、懐かしい気持ちになった、スーパーでの出来事だった。
そんな目利きでもないのに、私の独断で選んだあのイチゴ達、美味しかったんかな…。
Chihiro