私がお世話になっている会社、ありがたいことに条件がいろいろ整っている。
保険ももちろん完備されていて、仕事中の事故やなんやも保証してもらえる手厚さ。
なのですが、今年、どうやら事務の手続き上の問題で未だに保険に加入できていないらしく、先日、責任者から緊急で保険の手続きのための診断書を病院からもらってきてほしいとの要請が。
…が、その時期、ちょうど連日現場の仕事が続く時期で、時間がなかなかとれない厳しい状況。
しかも、診断書の内容もなにやら複雑。
さらに、ここはモルディブ。
何事も日本のようにスムーズには終わらない。
サクッと行ってサクッともらって来る…なんて奇跡みたいなことは起こらない。
そんな時、前回ブログでちらっと書いた、現地人女性。
彼女が、なんとたまたま看護師さん。
しかも、聞けばマレ内の総合病院勤務。
ダメ元でコンタクト取ってみたら、ちょうど私が検診に行く日に勤務中。
「病院着いたら連絡して!」
と言ってくれ、病院に着き、受付をし、診察待ちの間に来てくれた。
小さいマレ内での数少ない総合病院。
診察ですら、かなりの待ち時間。
この段階ですでにいつ順番が回ってくるか想像つかない状態。
と、待っている間に来てくれた彼女が私を連れて別の場所へ。
「私の職場を案内する。」
と言って、連れてこられたのはICU。
そう、集中治療室。
え、部外者やのに入っていいんかいなと思う私をよそにぐいぐい引き込む彼女。
さすがICU、診察待ちの廊下と違い、綺麗&空調完備。(笑)
「ここで待ってたらいいから!」
と、ドクターや看護師さんが使っているであろう椅子まで用意してくれ、とっても快適な待合室に。
しかも、なにやら電話をかけているなと思ったら、しばらくした後折り返し電話が、そして、また連れ出される。
と、まさかの診察室へ。
彼女がドクターになにやら説明をしてくれ、すんなり検診の書類を記入してくれてあっという間に診察終了。
他に正当に待ってた皆様、その節はごめんなさい。
でも、緊急とあって仕事の合間に来ていただけにかなり助かった。
しかも、そのあとのいろんな検診にも付き添ってくれ、勝手がわからない病院で、何1つ苦労することなく次々と手続きと診断が進む。
さらに、待っている時間は空調完備の彼女の職場で待機させてもらえるという高待遇。
というか、あなた仕事しなくて大丈夫なんかいなと思うほどの付き添ってくれっぷり。(笑)
さすが、ユルい。
この日は、どうやらスキャンができるドクターがしばらく不在というのと、血液検査の項目で前日夜からの断食が必要なものがあるとのことで、全部終えれず結局後日再度出直す必要になったのですが、たぶんその情報すら私1人じゃあ一苦労していたであろうややこしさとめんどくささ。
彼女のお陰で、恐らくここモルディブでは異例の速さで物事が進んだ。
しかも、やっぱり後日出直した日にも、彼女がほぼサポートしてくれた。
ほんと、感謝。
しかし、行くたんびにさらっと部外者入れてくれるICU、仕事中のハズなのに私に付き合ってくれ、食堂でお茶までさせてくれる彼女(笑)、ありがたいけど、大丈夫なんかいな。
Chihiro